2005年07月08日

謎の怪火・大火

三田華子さんの「徳島昔ばなし」(昭和書房)には怪火の話が載っている。
その名を「大火」と呼ぶ。
板野郡・大幸村で目撃された怪現象らしく、大幸村が父の実家であった三田女史は、最初父方のおばから聞いたそうだ。
大幸村の八丁でんだいというところに大火が出て、いつも決まったコースを走ったらしい。

そのおばが11才、父が9才の頃、外にある便所に二人で出かけた時、村の小さな社に火が見えた。
「こんな時間に、大神宮に行く人があるんかいな」
とおばがつぶやくと同時に火がこっちに迫ってきた。

「あっ大火だ!!」

大火と気付いたおばは、父を共に地面に伏せ、草履を頭にのせた。
こうすると怪火は、寄ってこないと、かつて老人から聞いていたのだ。
大火は二人の頭上を通過し、うまめ屋敷という辺りで
「ぶーん ぶーん」
と旋回していたという。
怖いものみたさで、おばが大火を観察したのだが、一間ぐらいの円で、その中に白装束を来た人が立っているのが見えた。
また周囲の色は濃い黄色で、内側は白く光っていた。

いかがであろうか。
まるで現代のUFOである。
「ぶーん」という音といい、どうにも怪しい。 

投稿者 johohiroba : 13:15 | コメント (0) | トラックバック